社員定着で会社を強くする

採用した社員が生き生きと働き、会社とともに成長していく。社員定着4つの視点(採用活動、人事制度、人材育成、ポジティブメンタルヘルス)の具体策をお伝えします。

中小企業だからできる採用活動がある


・求人広告を出してもほとんど応募がない。

・面接をしても内定まで至らない。

・内定を出しても断られる。

・入社しても短期間で離職してしまう。

・正社員ばかりでなく契約社員も集まらない。

 

あなたの会社はいくつか当てはまりましたか?

 

【採用難は続く】

採用についてこのような悩みを抱えている会社は多いと思います。

リクルートエージェントの「2022年度上半期中途採用動向調査」によると、採用計画を満たせなかった企業は81%にも及んでいます。人材不足の様相は変わっていません。

大企業でも採用計画を充足することが難しい時代ですから、中小企業は更に厳しい状況と言えるでしょう。

 

すでに日本の人口は減少しています。

採用状況が改善されることは難しいと思われます。

そのような状況の中で私達はどうしたらいいでしょうか。

 

【採用活動の総点検】

採用活動の総点検を提案します。

採用活動の総点検とは、今までの採用活動を見直し、改善できる点はないか検討し、見直すべきところはアクションプランを作って実行していくことです。

そして大事なことは、出来るところから速やかに実行していきます。

採用活動の総点検は採用力の向上を目的にしていますが、その効果は単なる採用状況の改善にとどまりません。

採用活動の総点検は、採用活動そのものの改善だけではなく、会社の存在意義、働く意味などを考えることになり、会社の在り方、社員の働き方を考え、それは会社としてどうするのかを社員に示していくことにつながります。

そして、採用活動の総点検は、欲しい人材を迎え、社員がいきいきと働き、そして会社が発展していく好循環を生み出すきっかけとなるのです。

採用活動改善の取組みは、社員と会社双方がwin-winの関係を構築できる絶好のチャンスなのです。

採用活動の総点検の取り組みは社員の定着に繋がります。

 

【社員定着の効果】

社員定着を推進すると次のような効果があります。例を挙げてみます。

・採用活動がグッと楽になります。

・募集に対する反響がよくなる。

・応募数が増えます。

・優秀な人材の応募が増えます。

・内定辞退が減ります。

・育成を通して新入社員と既存社員の良い関係が生まれます。

・新入社員はもとより既存社員もこの会社でずっと働きたいと思うようになります。

・家族に誇れる会社

・友人に入社を勧めたい会社

・社会的に認められる会社(会社の規模ではない、社会に貢献する会社)

社員定着の取組みは、採用活動の改善だけでなく、既存社員のモチベーション向上を生み出して組織を活性化することができるのです。

 

【選ばれる会社へ】

企業が求職者を選ぶ時代は終わり、求職者が企業を選ぶ時代になりました。

若い世代のニーズ、価値観は大きく変わっています。若い世代のニーズ、価値観に敏感になり、それを採用活動に反映していきます。

そうすることで、欲しい人材を採用し、企業を成長させることができるのです。

 

採用活動の総点検は会社を発展させるスタートラインです。

採用活動の総点検を手始めに社員定着を進めていきましょう。

次回より社員定着に関する情報をお伝えしていきます。